VAGRANT & STARAY
14.[那 由 多 〜](1/1)










命の重さを知った時
生きてるのが辛くなったと同時に
愛はより輝いた


1人で世界の上に立った時
責任に潰されそうになったから
人と人生を知った



ここまで感じた事のない
重圧と暗闇を土砂降りの中
ひたすら耐え切って


見えてきた
あの光を幸せと呼ぶには早過ぎる
きっと次への新しい扉だ



ここからは「1人で生きていくんだ」と
やっと胸張って言える事が嬉しくて

涙は、その雷雨を超えていける



本当に、この壁は大きくて

もうここで僕も終わりかなって思ってた

身を崩し、心を乱し、一心不乱に
生きる事だけを考えて駆けた、大雨

その冷たさや僕の弱さは、きっと一生
僕にしか分からないからこそ宝物


人を信じられなくて、もし信じるとして

誰を信じたらいいか迷ってた

何が弱味になるかも分からないのに
誰にも弱味を見せないように踏ん張って

握り締めた拳の行き着いた先も
噛み締めた奥歯の擦り減った量だって


僕は忘れたりはしないけど

話したりは、きっとしない


































何処までも続きそうに感じてた
終わりなき
心に残る傷跡の日々


理不屈な言動も
当たりようのない憤りも
何も持たず家を出た日だって



これまでの自分の
生き様を知ってるのは
そして全ての答えを持っているのは


きっと僕だから
僕しかいないから
嫌でも上を向いて生きてきた僕だから



誰かと同じ生き様もないし
誰かと一緒の道も歩く必要はない

大丈夫、自信を持っていいんだ



でも笑おうとする、君のその姿が

美しいんだ、僕もそうなりたいんだ

下を向いたら足を引っ張られて
奈落まで一緒に付き合わされるくらい

異常で、そのくせ人間らしい場所を
僕はこれまで強かに歩いてきたんだ


どの人も愛に餓えていて

どの人も生活に必死で、喘ぎ苦しんでる

その1人1人が、何かしら生活に
希望を見付けて、何度失敗しても向かう

何一つ平等のない、この世界で
人間は弱さを均一に抱えているんだよ


君だけでも、僕だけでもなく

皆生きていたいんだ





























もう分かっただろう?
その不安や恐怖は生きる上で
常にあるものだと

強くなんかなくて、器用でもなくて

格好良くも可愛くもない








明日もし、この大雨に終わりが来て

またあの青い空を見れるのなら

きっと僕はまた忘れてしまうだろうな
昨日までの色々な痛みや苦しみを

それでもいいと思うんだよ、原点が
青い空になっているなら、それでいいさ


どれくらいの想いで生きれば

この大雨を超えられるか考えてみた

どれくらいの場所に立てば
僕は僕を僕として認めてあげられるかも

今はその答えはない、だから頑張る以外
何も無い、大雨の中走り出す



かすかでも、その時

遥か彼方に垣間見た、青い空、白い雲













































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